買い物に出かけたボスが濃紺の使い古された買い物袋からニコニコ笑顔で取り出したのはブリのアラ。そしてヒトコトつぶやいた。
「大根も買ってきたから!」
圧力鍋なんてものはないし、折角なのでまかないブログのネタにしようぜ、ってなもんでレシピを漁っていたら、「漫画『きのう何食べた?』の実用レシピ索引」という非常に魅力的なネイバーまとめページが出てきました。ゆえに、「きのう何食べた?」2巻を書棚から引っ張り出してきて、#10掲載の「シロさんの(ケンジ曰く)ぶり大根」に挑戦してみることにしました。
今回の食材
- ブリのアラ・・・232gって書いてありますね。
- 大根・・・1/2(ちょっと少なかった)
- 生姜・・・一欠分というか、適当な量を薄切りにして、飾り用に千切りも作っとく。
- 酒・・・100cc
- 砂糖・・・大さじ3
- みりん・・・70cc
- しょうゆ・・・50cc
- 水・・・400cc+下茹で用にたくさん
大根の皮を剝いて半分に切って、かぶるくらいの水で水からことこと下茹でします。煮立ったら中火で10分は最低ことことぐつぐつ。大根を煮込んでいる間に、ブリアラに塩をしておき(10分ほど)、ブリアラ下茹で用のお湯を沸かします。
なんというか、ブリアラというより、切り身の中途半端に余ったところというかね。その辺りは、まあ、当たりの悪さなのか、なんなのか。可食部が多いからいいのか?いいのかな。
お湯が沸騰したらば、ブリのアラを投入してさっと茹でる。本当にサッと。すぐ表面の色が変わりますからねー。シロさんは茹で上がったブリアラの血合いやうろこを流水で流して生臭さを取っていましたが、前述のとおり今回のブリアラはアラ?って感じでウロコも血合いも少ない感じ。でもまあ、臭ってみると多少生臭さを感じましたので、ザッと流水で流しておきました。
ブリを下茹でした鍋を洗い流し、砂糖やら生姜やら酒、しょう油をいれまして煮立てます。煮立ったら、ブリのアラを投入してグツグツ。中火で10分。一旦ブリのアラを取り出しておきます。
シロさん曰く、こうして大根とブリを一緒にグツグツ長時間煮こまないことで、ブリがぱさつかなくなるそうで。
ここで、大根を茹でる前に水を400cc投入し、沸騰させます。その間に・・・
下茹でした大根の水を切っておきますね。
大根を茹でる旅。30分位。長い・・・。大根が茶色くなり、味が染み込んだような雰囲気になったらば、ブリを鍋に戻します。
ヘイヘーイ!
このまましばらくゆで汁が少なくなるまでグツグツ。たまに汁をぶりにスプーンでかけながらグツグツ。今回は大根が少ないのでね、そんなにかけまくらなくても大丈夫でした。全体的に照りが出てきたら完成。
生姜の千切りを乗せます。シロさんは、柚子の皮を散らしていましたが、当事務所にゆず皮なぞありませんでした。それにしても、時間をかけて、、といっても30分程度煮込むだけで大根はこれほどまでにトロトロと柔らかくなるもんなんですなー。しかし、ガス代が気になるので、やっぱり、大量に作るに限りますな!うむ。
味はもちろん最高に旨い!ブリに脂が乗っていたらもっと旨かったに違いない!
ケンジ曰くの「シロさんのブリ大根」といわせしめるのは、ちょい甘めのレシピだからですかね~。甘くてトロトロでおいしいのですが、もうちょっとしょう油分多めの方が個人的にはちょうどいいような気もします。
砂糖としょうゆで煮付ける料理って、それぞれのベロの特徴が出ますよね。
作って食べてみた感想
- 1時間強かかる調理時間を長いと感じるか、短いと感じるか・・・
- そのかいあって、大根はトロトロで時間を置くごとに味が染みこんで至福
- ちょっと甘みが強いように感じました
- 次はもっと大量に仕込みたい!