まかない飯ネタを探してネットサーフィン(仕事しろ)していたら、前から作ってみたかったレシピを再発見しました。
玉ねぎイッパイ入ってて、ヨーグルトで鶏肉を漬け込んだインドカレーっぽいカレーは私にとっての憧れ。
これを作れたらなんとなく料理をしている気になれる気がすると言うかね、ええ、そんなことを思い出したのです。っつーわけで、ボスの反対を押し切ってお買い物です。今回は戸倉町のスーパーアークスへ。
レシピによる材料は以下のとおり。
- 鶏肉(手羽元)・・・8本/今回は事情があって鶏もも肉唐揚げ用を使用
- プレーンヨーグルト・・・200g/一番好きな函館牛乳製造のもの(酸味が少なく旨いのだ。しかもそんなに高くない。)
- 水煮トマト缶・・・400g/汁は切っておく(大体ホールトマト缶1つでおk)
- にんにく・・・1かけ/すりおろす
- しょうが・・・1かけ/すりおろす
- 玉ねぎ・・・1個/みじん切り(粗くておk)
- 赤唐辛子・・・1本~3本
- バター・・・大さじ2/20gくらい
- カレー粉・・・大さじ2
- 塩・・・小さじ1/やさしお使用でもおkでした
- ウスターソース・・・小さじ1~3
- 水・・・3カップ
今回買い足したのは、鶏肉。骨付きだと出汁が出てそれはそれは美味しそうなんですけど、ほんの少しコレステロールが気になるということで、手羽元と鶏胸肉の間を取ったわけですわ。些細な差ではあるんですが、積み重ねが大事かな、と。
それからプレーンヨーグルト。今回は近所で製造されていて、市内スーパーどこでも手に入る「函館牛乳のMilk100プレーンヨーグルト」。それからウスターソース。ホールトマト、ニンニク、赤唐辛子(これは事務所にあるのが古くなっていたので)。ニンニクが青森産。
玉ねぎのみじん切りは上の写真の通り、超適当ですわ。炒めて煮込むからいいべさ。
ジップロックコンテナーに入っていたはずの鶏肉とヨーグルトなんですけど、お腹が減ったので、漬け込む時間短縮ができないかなーと調べていた所、All Aboutの暮らしカテゴリの料理レシピの中でこんなページを発見しました。こちらのレシピはカレーではありませんが、鶏肉をヨーグルトに漬け込む料理。で、「時間がない時は袋の上からヨーグルトを揉み込んで室温で15分」と。ほぅ。
そもそも漬け込む規定の時間がぜんぜん違うので、どうなるかわかんないな!と思ったのですが、肉を柔らかくするという方向性なら「揉み込み+室温」で近い方向までいけるのでは?と、ショートカットしました。すんません、手抜きですねw
さて、カレー本体にとりかかります。っつーても、本当に簡単で炒めて煮るだけ!まずは、鍋にバター。
唐辛子を2本半。辛いのが苦手なので、種は取ります。種まで使うと激辛ですわ。。。無理っす。で、ニンニクのすりおろしと、前回のサンマで使った生姜のあまりをすりおろして冷凍してあったのでそれを適当に鍋に投入。というかですね、バターが煮詰まるのは素早いので、初期に投入予定の材料(唐辛子・しょうが・にんにく)は下処理後、予め手元に置いておいたほうが慌てません。私は慌てました。
鍋にバター、赤唐辛子、にんにく、生姜を投入して軽く炒めていくとふわ~っとなんとも美味しそうな芳香が漂ってきます。そこで玉ねぎを投入し、玉ねぎが軽く飴色になるまでの短いようで長い旅へ出ます。10分位なんですけどね。
普段玉ねぎを炒める時は、サラダ油でジクジクいじめる感じで、割とシッカリ炒めることが多いんですが、今回は相棒がバター。火の通り具合と色の変わり具合の頃合いというか、タイミングが掴めませぬ。息が合わないテニスのペアのようです。とにもかくにも、焦がすのはやだなあってことで、ちょっと早そうでしたがある程度きつね色に近づいてきたタイミングで大さじ2杯分のカレー粉を投入。
ていうか、この時点でイタダキマスしたいです。
ちなみに、カレー粉とカレーパウダーは名前が異なるだけで同じ役割なのだそうで。今回は市販されていて割とどこでも手に入りそうなカレー粉です。
粉っぽさが無くなるまで軽く炒める。・・・粉っぽくないといえば、粉っぽくないし、粉っぽいといえば粉っぽい。けど、まあいいや。というわけで、予めざるで水を切っておいたホールトマトを投入することにします。
左が投入直後。「水っぽさが無くなるまで炒める」ということだったので、こんなもんかなー?という炒めた後の写真が右。炒めたといっても、元からある具にトマトをなじませて、水を飛ばした感じですね。
ていうか、やっぱり、この時点でイタダキマスしたいです。
ついに、時間短縮を勝手に決めて、正しいかどうかわからないままに、ヨーグルトを鶏肉に揉み込んで炒めている間室温で放置しておいたものをそのまま鍋に投入。なんか白いけど、これホントにカレーになるんかいね。
なりました。10分ごとぐらいの写真ですね。サラっとしていますがカレーですねえ。唐辛子には、この辺りで退場をおねがいしますた。これ以上一緒に煮込んだら辛さ的に取り返しがつかない気がして。
そして、このままちょっとグツグツ30分位煮込んで、ウスターソースを小さじ2、塩(当事務所では塩分50%カットのやさしお使用がデフォルトです)小さじ1を、味を見ながら投入しましてグツグツっと1分ほどひと煮立ちさせて、完成!
いいんじゃ、ないでしょうか!
いいんじゃ、ないでしょうか!
いいんじゃ、ないでしょうか!
今は無き、西武デパートにあったカレー店「シタール」の好きだったメニュー「インドカレー(チキン)」にそっくりなビジュアルじゃあないですか!ご飯は、ダイエッツのために常に少なめの当事務所ですが、この日ばかりは(いつもだけど)米をたくさん食べたくなりましたよ!このカレーには、ナンより米が合う!
本場系?のカレーだと、ココナッツミルクを使ったりするのでしょうけれど、おそらく我々には不向きな味になりそうで、そう考えるとヨーグルトというのは、ちょうど良かったのかもしれません。また、心配していた漬け込み時間の短縮ですが、20分ほど漬けていただけにもかかわらず、鶏もも肉さまさま的なやわらかさとなっており、「お肉を柔らかくする」というミッションに関しては問題がなかったように思いました。
唐辛子の爽快感がある辛さに、生姜のスパイシーさが加わり、不意打ち的にカットトマトの一部の甘酸っぱさが舌を襲い、ほろほろの鶏肉でとどめを刺されるようなドラマチックな美味しさ。
ただし、手羽元を使用した方が出汁が出ることでしょうから、きっともっと深みのある美味しさ担ったように思います。日本的カレーを好むタイプの人でも、「これならまあ、アリ」と言わしめるような、日本っぽさと本場っぽさががいいとこ取りになったようなカレーに仕上がりました。
作って食べてみた感想
- 玉ねぎをもっと炒めるともっとコクが出て美味しいかも?
- 低脂肪のヨーグルトで作ると味がどうなるのか気になります。
- 本格的なスパイスがもっと入ったカレー粉を使うとさらに味わいに広がりが出そう(函館だと丸井あたりで買えそう?)
- カレーのサラサラ感が気になる場合は、小麦粉とか入れると良いかもしれませんけど、カロリーが増えそうです。煮込む時に蓋をせず、ひたすら水分を蒸発させながら煮込むと気持ちドロっとしたカレーになると思います。