インターネットを始めた15年ほど前から、ありとあらゆるネタを命がけで提供し続けてくれる「デイリーポータルZ」に「アボカドと卵黄を混ぜたらウニになったよ!」という記事が掲載されていた。
ウニ大好きだというライターの松本氏が、安いウニなら買えそうな値段の「ウニシーズニング(なんでもウニフレーバーにする粉末)」を使ってみたり、なんだりかんだりしてウニの美味しさを別のもので再現しようとするネタだった。
最終的にたどり着いたという材料は以下のとおりだという。
- アボカド→スーパーで100円
- 卵黄→すぐ買える
- ナンプラー→そんなに高くないよね
- 昆布茶→塩そば作った時に仕入れて以来まだある
- 砂糖→事務所にある
- 青のり→買って損はないか・・・
- 醤油→事務所にある
- 味の素→事務所にある
なんとなく、ちょっとした買い物で作って食べられそうだったのでやってみた。ちなみに、当事務所でのウニの登場率はゼロ。くるくる回る寿司を食べに行った時、稀に食べるくらいのウニレベル。
今回の食材
ざっくりこんな感じの食材。
作ります。
卵は卵黄を3時間位醤油に漬け込んだ。
卵黄:アボカド=1:2・青のり小さじ1と1/3・昆布茶1.5g・ナンプラー1.5g・砂糖0.5g・味の素0.8g
卵黄の量がちょっと多かったのでそれに合わせて他の材料もちょっとずつ増やしました。写真はたぶんナンプラーを入れた後だね。
かき混ぜると、どう見ても食欲がわかない見た目のナニかとなった。化学実験かよ。
ご飯に乗せるとようやくそれっぽい感じのナニかになった。
作って食べた見た感想
確かにウニだったような気もする。
卵黄の醤油漬け、アボカドの脂系の旨味を青のりの磯臭さがまとめて、ナンプラーの魚介系の旨味がベースにある…旨味の集合体のような味わいだった。食感など諸々含めて、ほかほかのご飯の上に乗せて一緒に食べるとなおウニに近づいたような気がした。
余談だけど、少し余ったアボカドと卵黄の醤油漬けの名残の醤油と、ナンプラーと青のりと味の素で食べても近い味わいになった。すなわち、ウニの旨さとはコクと磯臭さとグルタミン酸なのではないか。
- 青のりが意外と高かった
- ナンプラー、これからどうしよう
- それにしても、ライターの松本氏のウニへの執念よ。よくこの組み合わせにたどり着いたものだ。(追記と賛辞)
という、3点の意見も(主に)私の心から発せられたことも記録しておく。