平野レミ師匠が以前から提唱(?)していた「食べれば」シリーズ。最近にわかにインターネット界隈の有名ドコロで「作ってみた」とか「試してみた」とかの記事を見かけるようになりました。私の記憶にある中で一番古い「食べれば…」はコロッケなんですが、ある日事務所の冷蔵庫を覗いたら…
一枚だけ見るからにトンカツ用の肉が入っていたよね。
わし:どしたんですか?コレ。
ボス:ほら、あるじゃん。なんか焼いたパン粉まぶしたらトンカツになるやつ。やれないかなーと思って買いました。←デイリーポータルZのこちらの記事に影響されたっポイ
わし:………。
果たして本当にパン粉をぶっかけたら揚げ物(=トンカツ)になるのか?
…というわけで、作って食べてみました。
今回の食材(1人前)
- パン粉…バットに一杯(賞味期限がアレだったので、一気に使いきろうと試みました。たぶん、カップ2くらいで十分です。)
- トンカツ用の豚肉…1枚
- キャベツ…栄養面と彩りと、そろそろ胃がむかつきやすい年齢なので
- 小麦粉、塩、胡椒…適量
パン粉を炒めたら鮮やかに早変わりして驚き
まずはパン粉を炒めなくてはなりません。正直、これが一番ネックというか、気がかりというか。
山盛り。
セブン-イレブンで買ったパン粉だったかな。オーブンで一気に焼きをいれたり、2013年にNHKのあさイチ!で料理家の枝元なほみさんが紹介した揚げないコロッケのように、オリーブオイルでパン粉を炒めるという手法もありますが、今回は適したオーブンが無いこととカロリーオフもほんのりとした野望だったため、油をひかないでひたすらフライパンでパン粉を炒ることにしました。
パン粉を炒るのは初めての経験。
本当にうまくいくだろうか?燃えやしないだろうか?時間はどれくらいかかるのだろうか?
中強火で煎り始めて5分。
フチの部分から香ばしい匂いが漂ってくると同時に、揚げ物にくっついてるコロモのような色のパン粉がお目見え。木シャモジで返しながら炒めていましたが、フライパンを揺すって炒めたほうが良さそう。
更に5分。
鮮やかに色づいたよ!マジか。化学実験みたいでちょっと感動。焼いた結果焦げただけだけど。
立派に揚げ物の衣っぽくなりました。
仕上げです
気持ち的にはもう仕上げの域ですが、実際はここからがメインの調理だよね。お肉をちょっとだけ叩いて、塩と胡椒をまぶし…
さらに小麦粉をまぶします。本来のトンカツであればここでツナギとして溶き卵を絡めて、パン粉をまぶして油で揚げるという工程になりますが…
今回はそのままフライパンで両面をしっかり焼きました。
美味しそうな豚テキです!
違った。トンカツにすべく、いい色に仕上がったパン粉をぶっかけます。デイリーポータルZさんの記事に、思い切ってかけた方が良いと出ていた気がしたので、思い切りかけました。
わし:デキマシタヨー(・∀・)
ボス:…思い切りかけたほうがいいっつったって、これはないだろうよw
わし:はいはい、ちょっと均しますね。
トンカツやな!
目を細めてみるとなおいっそうトンカツに見えます。
作って食べてみた感想
- パン粉に油が染み込んでいないのと、卵を使っていないのでカロリーオフの目的は達成できた
- 咀嚼しているとパン粉に肉汁が馴染んでより一層トンカツだが、口に含んだ瞬間のパン粉のパン粉たる主張が激しいな
- 冷めないうちに食べるよろし
- 確かに口に入れば80%くらいトンカツでした
- カロリーを気にしない人は、パン粉を油で炒めても良かったと思う
- 手抜き感については、少量作るくらいなら変わらないけれど、洗い物は少なくて済むのでラッキー。
- 平野レミ師匠のごっくんコロッケよろしく、コーンフレークを崩してぶっかけるのが一番の手抜き方だと思われます